音楽のチカラ

音楽は不思議な力を持っている。
自分がそう感じようとしようとしまいと何かを感じる。
こうした文章であったり、作品は、意識的に見ていかなければ感じるということはそうない。
しかし、音楽というのは、ただ流れているだけで、自分になんらかの影響を与える。
音楽を聴いて、不思議な感情が溢れてきたり、見たこともない景色がイメージ出来たり。
ただそのメロディーを聴いているだけで気持ちが落ち着いたり、元気が出てきたり。
意識とは別の領域で働く音楽の力はすごい。

そして、音楽は、思い出をパッケージ化する力も持っている。
例えば数年前に聴いていた音楽を聴くと、その頃の思いでもフラッシュバックしてくる。
ああ、あの頃こんなことしてたなあ、あんなことしてたなあ。なんて。
良い思いでも、つらかった思い出も、その頃の感情と一緒に再現される。
失恋したあと、その頃聴いていた音楽を聴いて浸ってしまうのも、そういうメカニズムから来ているのかもしれない。だから、どつぼにはまってしまうからあんま聴かないほうがいい。

それだけ音楽は僕らの身近にあって、一緒に時を刻んでいるということがわかる。
僕らの記憶はあいまいで、すぐに細かいことは忘れていってしまう。
しかし、音楽の力をかりることで、意識的に思い出せない何かを思い出させてくれる。
他のことでも思い出したりするけれど、それは音楽の持つ特有の力の気もする。

今まで書いてきたのは受容的な音楽の力だけど、能動的な音楽の力もある。
僕はよく歌を歌うんだけれど、ただ言葉を語るものとは違って、メロディーにのせて歌を歌うことで違う気持ちよさみたいなものがある。
何かが抜けていくような。
言葉で何かを語る。音楽にのせて何かを語る。
同じ語るでも自分の中の反応が大きく変わってくるのだ。

その、音楽の力があるから、人は何気なく鼻歌を歌ってしまうのかもしれない。
そのときの気分をメロディーにのせたくなってしまうのだろう。
僕らの本能の中に、音楽を求める、発していく喜びというものが確かにあるに違いない。

まだまだすごい力があるはずだ。音楽のチカラ。

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